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2012.09.06技術職研修の講師

少し前の事ですが、福岡市役所の技術者研修の講師に呼ばれました。

技術的なことであれば他にもっと適任者がいると思いましたが、
設計事務所から見た市役所の技術者への感想などを話せばよいとのことで引き受けました。

ちなみに、環の鮎川さん・醇の牧さんが前に講師をされたそうです。

50人程の出席で比較的若い方が多く3時間弱の研修でした。

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設計者の心構えとして鍛錬していること・・
遠藤勝勧氏「スケッチで学ぶ名ディテール」
宮脇檀氏「目を養い
手を練れ」を中心に同級の中村好文君の話をしました。
特にコンピューター時代におけるスケッチや実測の大事さを訴えました。

後半はプロポーザル・設計コンペの提出する方、審査する側の実例をふまえ、
さらに福岡市役所・笹丘教会での審査内容を話したのですが、
若い方々は福岡市役所での設計競技で話題になったこと、
あるいは菊竹清訓の設計であることをほとんどの方が知りませんでした。

話していても私自身非常に勉強になりましたし、
我々が若い方に伝えていくことの重要性を痛感しました。

もう1点は、設計事務所から見たゼネコンということで話をしてきました。
ゼネコンの取り巻く険しい状況下で何が求められているのか?

また少し我々の行っている営業の話もしてきました。

ここでも、現場における技術力の低下・・現場での施工図を描かなくなった事、
現場の主張の弱さ等など・・

昨今の建設業界の魅力のなさでしょうか、
どんどん建設の職人さんが辞めていっている状況は、
ゼネコンだけでなく設計事務所あるいは発注者にも責任があると思います。

近頃の現場では、余裕のなさによるトラブルが多いように思います。

講師(訓話程度のものですが)をしながら、
いろいろ考え伝えていかなくてはという思いが強くなりました。

江下

2012.09.03「患者の高齢化と病棟の安全」講座

社団法人 日本医療福祉設備協会
病院設備研究会主催の「患者の高齢化と病棟の安全」講座に参加いたしました。

1980年代に、病院計画の基礎がつくられ30年が経過し、
入院患者さんの高齢化とともに、計画の見直しが迫られる時期にきています。
今回の講座では、転倒・転落防止策を中心とした病棟の安全性の確保について
設計者のみならず、医療従事者の観点からもお話を聴くことができ、
大変今後の設計の為になる講座でした。

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(講座内容)

①高齢化と患者安全
~高齢者の特性を理解して安全を守る~
(東京都看護協会:山元理事)

②施設内の転倒の現状と課題
~看護の立場から~
日本赤十字社 医療安全課長 杉山先生

③高齢者の特徴と高齢者が多く利用する病院設計に求められること
井藤先生(東京都健康長寿医療センター)
加納先生(同 感染管理担当師長)

④全個室病棟の医療安全
~看護の立場から~
川崎先生(足利赤十字病院看護部長)

⑤病棟の空調設備と院内感染制御
志賀先生(佐藤総合計画 技術環境設計室長)

⑥病棟の照明の快適性と安全
~高齢者のための病棟照明~
手塚先生(ヤマギワ プランニングデザインセンター)

小川