2012.12.06各社営業紙
設計事務所にはいろんな会社から多数の営業誌が届けられます。
多くは、会社の製品の紹介が多いのですが、なかには非常に内容の充実した物もあります。
たとえば、大林組の季刊誌は毎回、建物に限らない題材を特集して届きます。
他には、竹中工務店の「approach」・日本板硝子の「SpaceModulator」
山田照明の「サイエ」・アイカ工業の「EYES」
そしてTOTOの「TOTO通信」・INAXの「INAX REPORT」
等など・・
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これらの雑誌は 建築家の特集、建物種別の記事、建築界の話題など
設計に非常に参考になることが掲載されていて、各社の意気込みが感じられます。
当社ではこれらを保存していますが、あまりに多いので古いものを処分することになりました。
しかし、見直してみると処分するにはあまりにも惜しいので、
そこでPDFで保存をしようと思い立ち、この数週間、裁断機で自炊して自宅に持ち帰り、
富士通のスキャンスナップでコツコツとスキャンしてPDF化をしています。
ところが、スキャンをしているよりついつい読む事に熱中しまうことが多く、
なかなかはかどりませんが、なぜか楽しい時間を過ごしている事に気づかされました。
違った設計資料が近いうちに完成する事でしょう。
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江下
2012.12.04介護老人保健施設サンライズ壱岐・タケシマ整形外科医院 見学会
こんにちは、気づけばもう12月ですね。師走です。
ブログにアップする順番が前後してしまいましたが、
前回の内容の研修旅行に出かける少し前、
介護老人保健施設サンライズ壱岐・タケシマ整形外科医院の内覧会が行われたので、
この機会にと所員で見学に行ってきました。
実際に実物を見て、触って、その空間を体感することで分かることがたくさんあり、
とても勉強になりました。
そして、今回は内覧会にお邪魔させて頂いたので、入居を検討されている方々も
たくさんいらっしゃったのですが、色々と熱心に質問などされていました。
これからたくさんの方々に実際に使われるのが楽しみです。
nob
2012.11.122012 研修旅行
2012年も残すとこあと2ヶ月。
11月に入り急に気温も下がり寒くなりましたが、みなさまいかがおすごしでしょうか。
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そんなやっと秋らしい秋になった11月の初旬、1~3日でメイ建築では研修旅行に行って参りました。
行き先は~~~~~~~~~~
ドン。
金のシャチホコでおなじみ、NAGOYAです。
名古屋といえば、ひつまぶし、手羽先、きしめん、味噌カツetc グルメな街としても有名で、
色々食したのですが、戻ってみると誰のメモリーにも写真は残ってませんでした。
よほどお腹がすいていたのでしょう。
なので今回は建築事務所の研修としての旅行なので見学した建築たちの一部をご紹介し
報告とさせていただきます。
まずは、「養老天命反転地」(これは県境越えて岐阜まで足を伸ばしました)
言わずとしれた?荒川修作氏が手がけた公園です。
かなり不思議な空間で楽しかったのですが、水平な地がなく三半規管がやられ
地上にいるのに酔ってしまいました。さすが反転地。
そして「博物館明治村」
ここは建築界の大巨匠、フランク・ロイド・ライトが手がけた帝国ホテル中央玄関も移築されています。
個人的にはかなり楽しみにしていた建築です。
細部までこだわってあるディテールやスケール感、感動です。
そのほかにも重要文化財多数も含め60以上の建築が移築・保存されており、
1日では回りきれないほどの施設でした。
そして最終日フライト前に立ち寄ったのが「常滑」
焼き物の街であり、招き猫生産日本一だそうです。
なので巨大招き猫とハシャリ。
そのほかにも、国宝「犬山城」や谷口吉生設計「豊田市美術館」、
吉村順三が手がけた「愛知県立芸術大学」などなどかなり密な建築見学旅行でした。
それでは、旅の余韻に浸りながら残り少ない今年もがんばりたいと思います。
長文失礼しました。nob
2012.09.06技術職研修の講師
少し前の事ですが、福岡市役所の技術者研修の講師に呼ばれました。
技術的なことであれば他にもっと適任者がいると思いましたが、
設計事務所から見た市役所の技術者への感想などを話せばよいとのことで引き受けました。
ちなみに、環の鮎川さん・醇の牧さんが前に講師をされたそうです。
50人程の出席で比較的若い方が多く3時間弱の研修でした。
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設計者の心構えとして鍛錬していること・・
遠藤勝勧氏「スケッチで学ぶ名ディテール」
宮脇檀氏「目を養い 手を練れ」を中心に同級の中村好文君の話をしました。
特にコンピューター時代におけるスケッチや実測の大事さを訴えました。
後半はプロポーザル・設計コンペの提出する方、審査する側の実例をふまえ、
さらに福岡市役所・笹丘教会での審査内容を話したのですが、
若い方々は福岡市役所での設計競技で話題になったこと、
あるいは菊竹清訓の設計であることをほとんどの方が知りませんでした。
話していても私自身非常に勉強になりましたし、
我々が若い方に伝えていくことの重要性を痛感しました。
もう1点は、設計事務所から見たゼネコンということで話をしてきました。
ゼネコンの取り巻く険しい状況下で何が求められているのか?
また少し我々の行っている営業の話もしてきました。
ここでも、現場における技術力の低下・・現場での施工図を描かなくなった事、
現場の主張の弱さ等など・・
昨今の建設業界の魅力のなさでしょうか、
どんどん建設の職人さんが辞めていっている状況は、
ゼネコンだけでなく設計事務所あるいは発注者にも責任があると思います。
近頃の現場では、余裕のなさによるトラブルが多いように思います。
講師(訓話程度のものですが)をしながら、
いろいろ考え伝えていかなくてはという思いが強くなりました。
江下