国見町立養護老人ホーム「くにみ苑」
1.地域の記憶を継承する
・旧岐部小学校の校舎を取込みながら緑豊かな地域にとけ込むデザイン
・お年寄りが違和感を感じないように、木造のイメージを感じる内部空間
2.生活空間の段階的構成
・個室を基本に、2~4室の小さなたまり、15室前後の中集団の拠点となる食堂、全体が集まれる集会室やホールにいたる段階的な生活空間の構成と、その中間にこまめに設けた畳コーナーなどのふくらみにより、生活の分断されない“小さなまち”を目指す
3.明るく自然の風が吹き抜ける室内環境
・居室(インナーボックス)の上にフラットな木造屋根を透かして架けることにより、自然の光に満ち、風の吹き抜ける空間を創出する
建築主
国見町
用途
養護老人ホーム 50名
地域交流スペース(防災拠点型)併設
所 在 地
大分県 東国東郡
竣 工
2004年3月
延床面積
2,168㎡
備考
実施設計・監理
構造規模
鉄筋コンクリート造一部木造、鉄骨造
地上1階