特別養護老人ホーム 篠栗荘

当法人はカトリックの隣人愛の人間観に基づき人間尊重を基本理念とし福祉事業に取り組まれており、”ふれ愛 いき愛 いかし愛 共に喜び 共に生きよう”のすまいを実現するべく取り組みました。
敷地は九州大学の演習林と隣接する自然に恵まれた環境に立地しており、食堂、居室の他ご利用者が一日を過ごす生活の場はこの演習林を取り囲むように配置しています。
季節を通して花咲き、色付く緑や演習林内で飼われている動物とのふれあいがここでの生活をより豊かにするものと考え計画されました。

当施設は従来型特養ではありますが、全室個室の15人をユニットにユニット毎の談話室の他2ユニット中央には演習林に飛び出すように食堂が設けられ、緑をより身近に感じられるよう食堂から屋外にかけてテラスや中庭の他、足湯を設けるなど湯ったりとお過ごしいただける場を設けています。
又、足湯の入口の暖炉では冬景色を眺めながら火を取り囲み和む楽しみも期待される季節感が感じられるすまいとなりそうです。

九州大学福岡演習林
http://www.forest.kyushu-u.ac.jp/fukuoka/index.php?FrontPage
写真撮影:株式会社エスエス九州 堀内氏

建築主

社会福祉法人 信愛会

用途

特別養護老人ホーム(従来型)定員60人

所 在 地

福岡県糟屋郡篠栗町

竣  工

2011年5月31日

延床面積

2,723㎡

備考

実施設計・工事監理

構造規模

鉄筋コンクリート造
地上2階