サンライズ壱岐・タケシマ整形外科医院
当医療機関は1977年の開設以来、宅地化がすすむ福岡市郊外にて地域のかかりつけとして医療を担ってきました。1994年には老人保健施設を開設しましたが、今後の医療ニーズを踏まえ、老朽化した診療所と併せ老健の建替えを計画することとしました。
今回の報酬改定では、老健には在宅復帰への支援、重度化への対応強化と看取り、在宅復帰を目的としたリハビリテーションの役割が求められており、医療機関の退院後の受入れと共に、在宅からの受入れも含めた事業計画を策定、新しい老健はリハビリを重視したフロア完結の従来型老健とし、既存の老健はサ高住として改修、特に医療依存の高い方の利用を想定した計画としています。
サ高住は診療所から往診、訪問リハ、訪問看護による医療の提供、診療所への通院(リハビリ)、老健への通所リハ(デイケア)、入所をしてのリハビリと、利用者の状態にあわせて支援できる施設となっています。
又、建物は在宅に近い施設づくりを目指し、外観は周辺の住宅地に馴染む低く抑えた落ち着いた色調と、ヒューマンスケールを意識した建物としています。
写真撮影:株式会社阿部スタジオ
建築主
医療法人 日の出会
用途
老人保健施設80名
サービス付き高齢者向け住宅27室
グループホーム9名
診療所
所 在 地
福岡市西区野方
竣 工
2013年5月
延床面積
5,129㎡
備考
実施設計・監理
構造規模
鉄骨造 地上3階