2013.03.10医療法人輝栄会 トリニテ千早館 落成式
昨年3月初旬に着工いたしました、医療法人輝栄会 トリニテ千早館が無事竣工し、
本日、落成式が執り行われました。
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トリニテ千早館は、サービス付き高齢者向け賃貸住宅の1期目に計画を開始した
施設です。
福岡市東区は、現在も人口増加傾向にあり、その内、高齢者世代が利便性や医療・
介護の受けやすさを求めての移住も少なくありません。
本施設は、福岡市の副都心となりうる千早地区の中心に位置し、徒歩生活圏内での
施設の充実、公共交通の利便性とも抜群の立地にあります。
また、本院である福岡輝栄会病院にも近接しており、安心してお過ごし頂ける都市型の
シニアライフ支援住宅のモデルとなりうる施設です。
このような、新規事業計画に携わる機会を頂き、サ高住という新たな制度との係り方
だけでなく、高齢者向け住宅への考え方などを勉強させて頂きました。
理事長先生をはじめとするスタッフの皆様、施工頂きました梅林建設様、
また、法が整わない中、計画の相談や協議に柔軟に対応してくださいました、
福岡市をはじめとする行政庁の皆様に厚く御礼申し上げます。
医療法人輝栄会 トリニテ千早館(HP)
施主:医療法人輝栄会
施工:梅林建設株式会社
構造・規模:RC造10階建て
用途:デイサービス
介護付き有料老人ホーム (24室)
高齢者向け優良賃貸住宅 (24室)
サービス付き高齢者向け住宅 (32室)
計80室
小川 圭子
2012.09.06技術職研修の講師
少し前の事ですが、福岡市役所の技術者研修の講師に呼ばれました。
技術的なことであれば他にもっと適任者がいると思いましたが、
設計事務所から見た市役所の技術者への感想などを話せばよいとのことで引き受けました。
ちなみに、環の鮎川さん・醇の牧さんが前に講師をされたそうです。
50人程の出席で比較的若い方が多く3時間弱の研修でした。
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設計者の心構えとして鍛錬していること・・
遠藤勝勧氏「スケッチで学ぶ名ディテール」
宮脇檀氏「目を養い 手を練れ」を中心に同級の中村好文君の話をしました。
特にコンピューター時代におけるスケッチや実測の大事さを訴えました。
後半はプロポーザル・設計コンペの提出する方、審査する側の実例をふまえ、
さらに福岡市役所・笹丘教会での審査内容を話したのですが、
若い方々は福岡市役所での設計競技で話題になったこと、
あるいは菊竹清訓の設計であることをほとんどの方が知りませんでした。
話していても私自身非常に勉強になりましたし、
我々が若い方に伝えていくことの重要性を痛感しました。
もう1点は、設計事務所から見たゼネコンということで話をしてきました。
ゼネコンの取り巻く険しい状況下で何が求められているのか?
また少し我々の行っている営業の話もしてきました。
ここでも、現場における技術力の低下・・現場での施工図を描かなくなった事、
現場の主張の弱さ等など・・
昨今の建設業界の魅力のなさでしょうか、
どんどん建設の職人さんが辞めていっている状況は、
ゼネコンだけでなく設計事務所あるいは発注者にも責任があると思います。
近頃の現場では、余裕のなさによるトラブルが多いように思います。
講師(訓話程度のものですが)をしながら、
いろいろ考え伝えていかなくてはという思いが強くなりました。
江下