2017.11.13くすのきクリニック おし花募金
熊本で工事中のくすのきクリニックでは、「おし花募金」を募り、おし花をあしらったサインボードをつくる企画を進めています。
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熊本地震時、クリニックは早々に診療を再開しましたが、外来の他、デイケアには利用者とご家族、
お孫さんも避難所等からご一緒に来られていたのを覚えています。
この募金は、かかりつけとされている利用者、拠り所とされている支援者など、多くの地域の方々が建設に
かかわれるよう。
そして当院長がかかわってきた水俣での活動を皆さんに知っていただくこと。これを目的としています。
おし花は水俣の社会福祉法人「ほっとはうす」にて、胎児性水俣病の方々がつくるおし花を使います。
おし花をあしらったサインボードは、オーストリアアルプスの草花(牧草)をメラミン基材にコーティングした
ものでつくりますが、取扱代理店の代表に水俣のおし花を使うこと、この度の目的を話したところ快く賛同いただき今回の企画となりました。なお福島にある代理店の工場も、先の震災で被災されたそうです。
熊本の復興に向け、少しずつ皆さんから分けていただいた元気が無事かたちになれば幸いです。
この秋スイスジュネーブで開かれた水俣条約にかかる国際会議に、おし花を提供するほっとはうすの方が
参加されました。朝日新聞デジタル2017.9.25
http://www.asahi.com/articles/ASK9T0J8HK9STLVB017.html
また11/16からは熊本県立美術館分館で「水俣病展2017」が開催されます。
あわせて案内させていただきます。
http://minamata2017.strikingly.com/
別宮邦彦、小川展弘